君と一緒に貨車に乗り、売れ残りのワゴンとして店頭に並ぶ。胸には昇進を讃えるような半額シールが勲章のように貼られている。
「ボクが思うに、キミはもっと価値があると思うよ。誰かの決めた半額シールに流されて自分を安売りするべきじゃないと思う。消費期限が切れたって味に深みが増してるかもしれないだろ?気が向いたらさ、常識なんて捨てちゃえよ。後になって困ったな、とか怒られるだろうな、なんて知ったことか。それよりも動いた自分自身を褒めようよ。誰かに怒られたって「信念を貫いた」だけだって心の中で考えればいいんだ。文句を言う奴は、結局のところ文句だけ言って褒めることはないんだから」
そう言って、半額シールが貼られた彼は誰かのカートに乗せられていった。
題『君と一緒に』
1/6/2026, 7:04:12 PM