届かぬ想い
想いと言うのは、まるで出汁のようだ。
それ故に、おでんのようだった。
ただのお湯に、出汁と具材で味を染み込ませる。
それが、愛も言うモノでも、ある。
ボクはそんなおでんが苦手だった。
だって、自分はただの出汁ですし、お湯だ。
そんな中に、頭も心も身体もいっぱいいっぱいに詰められるおでんの具材は、正直しんどい。
比喩に使われたおでん、とは?
おでんと言うのは、思考、想像、五感だと思っている。
出汁は想いという感情がしっかり煮込まれたものであり、それにおでんの具材を入れる。
そうして出来上がったのは、ただのおでん───
───いいえ、ボクの中にある想いがおでんになったのだ。
そのおでん、熱すぎない?冷たすぎない?
味が濃い?薄い?見た目はどうなってる?
それも、想いという名前のおでんだ。
ボクのおでんは何味かな?
届かぬ想い、それは、おでんを食べなかった時。
あぁ、眠いや。
ボクの想い?そんな事聞いたって意味は無いよ。
ほら、届かぬ想いでしょ?
4/15/2026, 2:41:26 PM