3rd★LIFE

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『あじさい』題材変更
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『さようなら』

私事だが
私は…明日誕生日を迎える

でも私は…この日が毎年怖かった
年老いていくことが怖いのではない

毒母からの書留と共に必ず入っている手紙
何を伝えたいのかいつも曖昧なのだ
まるでこの先は「自分で考えろ!」
そう言われているかのような…
必ず不確かな言葉を残すのだ

今年は
『昔に戻りたいな…無理だけど』と
最後に記されていた

前文の近況や年老いたことへの
弱さを示す言葉からの思いか?
それとも私への謝罪のつもりだろうか?

例年だと、届いたら必ずお礼の電話
もしくはメールをした

だが今年は…
感謝もなく、怒りが先ずこみ上げた

そして、今日この私の40年以上の苦悩を
順を追って、パソコンで
14ページに渡り書き終えた

書留が届いた昨夜は、
書き始めた手紙を送るべきか?
年老いた毒親でも、最後まで私の苦悩を
知らぬまま逝った方が幸せなのか?
はたまた、伝えたところで誰かが幸せになれるのか?
それらが頭を支配し、いつも通り
眠剤を飲んでも何度も目覚めた

朝から、最近では珍しく
何も知らない君からの電話が鳴った
「聞こえますかー?おはようございまーす!w」
君のいつもの第一声で
込み上げてきた想いを声にして泣いた

あー、そうか…
私は…泣きたかったんだ…
君の前だけはこの何十年も封印していた涙が
毎回溢れる
どんなに辛くても、人前で泣かない私は…
君の声だけでも安心して泣くことが出来る

君がいてよかった
ありがとう♡

誕生日の、前日は大切な人に感謝する日らしい
だから…
君に出逢えてよかった
本当にありがとう♡

結局、手紙は出さないという選択をした
でも書き記すことで、
自分と向き合うことが出来たし
相手には伝わらないけれど
自分の想いは書き記すことが出来た

電話もメールもこれからはしないし、受け取らない
コレが私に出来る毒親への
最初で最後の優しさであり
私にとって完全なる毒親との決別となる

今日までの私に『さようなら』
産み養ってくれただけの毒親、姉妹との
決別と『さようなら』

明日から私は…ゼロ歳から生まれ変わる
そう、決めた!

6/13/2024, 2:13:05 PM