れい

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『私の気持ち知ってるでしょ?なら優しくしないでよ』
今にも泣き出しそうな顔で君がいう。

知って、、か、
そうだな、
確かに  気づいてた。

僕のこと、少なくとも好いてくれてる
友達、、以上に。
でも、自信がなかった。

僕には恋愛経験が少ない。
す、好きだという気持ちだけだった。

「き、君は、もっと、素敵な男に、僕じゃない方が、」
情けないのはわかってる。
わかってるけど、、、、

『私の気持ちはどうでも良いの?』

『私はあなたが好きなのよ

好きなの。わかってよ、、』

君が僕の手をそっと握る。それだけで手に汗が、、

『そっか、、私のこと別に好きじゃないのか。私が勘違いしてるだけか。そうだよね、あなたは誰にでも優しいし、
「ち、違うっ、!、」

自分でもちょっと驚くくらいの声が出た。

でも、、
「僕は、ぼくは君が好きだょ、、」

「そ、それだけは本当だ。自信がない、だけなんだ」
握られてた手に力が入ったから君の方を見たら
目が合った。

ほんと?と君が優しく笑ってるから

僕は目が離せなくて、
自然と近づいて触れるだけの優しいキスをした。


『あなたがいいの。その優しさが私だけのものならなおさら。』

「き、君だけだよ、、」
にっこり笑う君を見て顔が熱くなった。
そしてすっかり汗ばんだ僕の手をずっと離さずに握る君の手を今度は僕が強く、でも優しく握り返した。

5/2/2024, 3:59:08 PM