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【忘れられない、いつまでも】

自分の名前が好きじゃなかった。

名前負け。似合わない。

悪気なく、そう言われるとことが多々あった。

友達には名字で呼んでもらっていた。

その方が私らしいかなって。


あれは20歳のことだったかな。

短期のアルバイトで一緒だった、年上の人。

大人のお姉さん。

行き帰りと休憩時間に、少し喋る程度の関係。

最終日に、何気なく言われた。


「〇〇さんって、いい名前だね。

あなたによく似合う。」


ずっと心にかかっていた、影が消えた。

あの日から、自分の名前が嫌いじゃない。

5/9/2026, 1:04:25 PM