。。。君と飛び立つ。。。
『あなたとなら、いける気がするんだ』
その言葉は
今まで否定されてきた僕の心を一瞬で溶かした
撫でるような優しい声で僕を包む君
君は僕の心が見えたのだろうか
苦しいと、悲しいと、消えたいと
この先に光が見えないと
君もそうなのだろうか
君と僕は同じなのだろうか
『あなたとなら』を
『僕だから』と勝手に変えてしまう
手を伸ばす君に僕は言った
「ごめん、それはできない」
君の驚いたような、わかってたような顔を見て
君の手を取って、引き込んだ
「僕は君にいてほしい」
言葉に驚いたのか
手を引かれたことに驚いたのか
君の顔に少しの明るさが灯った
きっと、大丈夫だから
そう思いながら
この世界に君と飛び立つ 僕の話
8/21/2025, 11:36:49 AM