君が好き。つぶやかれたその一言は一瞬で僕を貫いた。
ずっと大好きだった君。幼少期から僕たちは何があろうとずっとそばにいてお互いをこの、腐った戦争の世界から守りあってきた。君が言葉を放った時僕は頭が真っ白になって、ただただ、その場に立ち尽くすことしかできなかった。言葉を聞き返す余裕もなく、僕のあだ名の中はその一言でいっぱいになった。すると、視界が一気に180度回転して僕は床に倒れ足に焼けるような痛みが襲いかかってきた。
"え?"
何故視界が歪んだのか?何故足を撃たれたのか?と言う疑問より先に出てきたのは、何故君が撃たれていないのか?だった。僕たちは、重なったいた。だから、中心を狙えば2人とも仕留めれたはずだ。僕が必死に君と目を合わせようとしても、君はただ、足元をみて泣いているだけ。
コツコツと足音が近づいてくる。
"よくやったな。お前は最高のスパイだよ"
その時、ようやく理解した。
俺の人生が無駄だったんだと。
3/10/2026, 4:30:19 PM