僅かに怠いような
僅かに寒いような
僅かに眠いような
僅かに痛いような
僅かに淋しいような
ような、
‹微熱›
暗闇に蹲る時はいつも
光の下へ手を引いてくれたから
光明に疲弊する時はいつも
影で休息を導いた
燦とした日差しのよく似合う子だった
静かな夜に似て落ち着くと甘え真似をして
今は似合わない素振りで似合わない場所にいるけれど
裏を安寧するあの子の代わりに
表の秩序を平定し続けるけれど
あの子と生きるこの世が少しでも平和なら
きっと何にも痛くなんてないから
‹太陽の下で›
11/27/2024, 10:03:43 AM