川柳えむ

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 空が青く澄んでいる。
 刺すような冷たい空気が頬を撫でる。
 吐き出した白い息が寒空へ上っていく。
 気持ちの良い冬晴れ。
 駅前で君を待つ。
 少しして、改札から君が出てきた。
 すぐさま私を見つけると、手を上げながらこちらに駆け寄ってくる。
「行こうか」
 好きな場所へ、二人で。この空の下どこまでも。


『冬晴れ』

1/6/2024, 7:52:44 AM