ミヤ

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"それでいい"

怒りは、憎しみは長続きしないというけれど、それは嘘だ。
だって、その対象が目の前に存在するのなら、風化する時間なんてどこにもない。
何気ないふりをしていても、祖母の瞳の奥にはいつも大切なものを奪った存在への憎しみが揺らめいていて。それは同時に、生きる力にもなっていたんだろうなと思う。
忘れた瞬間から、精神的な安定と反比例するように急速に身体の状態が悪化していったから。

憎んでも、恨んでもいい。
それでいいから
ただ、少しでも長く生きていて欲しかったな。
なんて、こちら側のエゴでしかないか。

4/5/2026, 5:25:57 AM