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自分の未来はどうなるんだろう。たまにそんな不安に
襲われる。例えば、友達が自分は将来この大学に入りたいんだと言った時。私はどこへ行って何がしたいんだろうかとそんなことばかり考えている。
そういえば小さい頃何かになりたいとよく言っていたような気がするがもう思い出せない。
だから一応大学進学に向けて勉強していた。
そして終わった後、部屋が汚いから片付けなさいと親に
言われていたことを思い出して片付け始めた。
だが、片付けるうちに懐かしい物を見つけてしまいそれらを手にとっているうちに時間がどんどん過ぎていたためしっかりやろうとした時封筒を見つけた。
その宛名には「未来の自分へ」と書かれていて幼い頃の記憶が蘇った。これは小学生の時に先生に言われて書いた手紙だ。返された後そのままにしていたがこんな所に
あったのか。手に取り封を開ける。
「未来の自分へ。わたしはしょうらいどんな仕事を
していますか。今わたしがなりたいものは動物のお医者さんです。どうしてかというと動物が好きだからです。未来のわたしは動物のお医者さんになれているなら
とてもうれしいです。」
ひらがなばかりでとても読みにくい手紙。けれど思い出した。自分がなりたかった物。そうか、獣医になりたかったのか私は。けれど自分の学力が足りなくてなどと
言い訳をして私はあの頃願ったものから逃げて楽な方へ
行こうとしていたのだ。
「ごめん、諦めて。」
小さい頃の私に私は謝る。
そして、決意した。もう自分を裏切らないために。
未来へ向かうため、どんなに辛くても私は進もう。

『未来』

6/17/2023, 11:50:02 AM