14.静寂に包まれた部屋。1秒たりとも動かない時計。まるで時が止まったかのように何もかもが止まっているように見えた。このまま私の心臓ごと止めてくれ。そう何度願っただろうか。見えない恐怖から逃げ続ける日々、床が深みを帯びた赤色に染まっていく。あと何度この恐怖に耐えれば全てが終わるのだろうか。あと何度、見えない「明日」が来れば、全て止まるのだろうか。
9/30/2024, 7:44:08 AM