わたゆめ

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心だけ、逃避行

私の中で「のだめカンタービレ」が再熱している。
アニメ全44話を3週間で観た。

実写はドラマも映画も観た。
漫画も24巻すべて読んだ。

だけど、やっぱりアニメが一番好きだ。
漫画もいいけど、音楽が聞けるアニメはとっても素敵。
実写はやっぱり役者の演技を意識してしまうから、アニメがいい。

何がいいって、千秋真一だ。
3歳でバイオリンを始め、音大ではピアノ科を首席で卒業。その一方で独学で指揮を学び、大学院在学中に自身のオーケストラを立ち上げコンサートを開催。
大学院を中退し、フランスの指揮者コンクールで優勝。そのまま23歳でプロとなり、パリの歴史あるマルレオーケストラの常任指揮者としなる。

こんな経歴は現実ではあり得ないらしい。

そんなアメージングな男を支えたのが、大学時代のアパートの隣人。野田恵(通称のだめ)だ。
寝食を忘れるほど楽譜が大好きな千秋に対して、のだめは楽譜を読まない。聴いた音を覚えて自由にピアノで演奏する。
千秋曰くデタラメだけど、人に聴かせる魅力的な演奏をする。ふと、足をとめたくなるような。

千秋とのだめはお互いの音楽性にひかれあう。

私生活がだらしなく、不衛生な女ののだめに対して、家事が得意で面倒見のよい男の千秋。

いつもは千秋がのだめの面倒を見てリードしているし、音楽でもいつも千秋はのだめの一歩も二歩も先を行く。千秋はいわゆる俺様タイプ。

その俺様千秋がのだめを追いかける瞬間が好きだ。
心だけ、逃避行したくなる。

特に好きなのは、千秋がのだめの演奏会に行けなかったときだ。家に帰ってのだめに謝る。
「のだめさん、すみませんでした。」と正座するのだ。

興味のある人は是非観てみてほしい。

7/11/2025, 1:11:30 PM