喪失感。
元々あったものが、何らかの原因で失った時に感じやすい感情。
自身にとって大切であればあるほど、その苦しみは強く出る。
裏を返せば、それほどまでに幸せであったという証でもある。
失わないとわからない苦しみがあるのだから、この世界はなかなかに意地悪だ。
喪失感に打ちひしがれるか、幸せな思い出として慈しむか。或いは別の感情を抱くか。
それを決める自由は、各人に委ねられている。
喪失感に出会ってしまった時は、沢山泣いて、自分の膿を出す。
そして、時薬の力を持って、大切な幸せな思い出へと昇華する。
人の数だけ方法はあるだろうが、こんな向き合い方もありではないだろうか。
努々勘違いしてならないのは、人を貶める為に心を燃やすこと。
考えられる限り、コレだけは良い未来に繋がらないと思われる。
心の本質に邪が入れば、そちらに引っ張られてしまう。
人の心は、案外強いようで弱く、また、脆い。
故に、心に何を置くかが鍵となってくる。
畢竟、全ては心の在りようなのだから。
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喪失感
9/10/2024, 1:14:21 PM