Nonfiction

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 ふと、ブランコに乗りたくなった。

 でももう高校生だし、

 昼間は子供たちで公園は溢れかえっている。

 彼と夜ご飯を食べに行った帰り。

 駅の隣に公園があった。

 月明かりに照らされているブランコ。

 公園には誰もいない。

 「ねぇ、ブランコ乗りたい!」

 「えぇ、まぁいいけど」

 そう言う彼もブランコに乗ると満更でもなさそうで

 辺りには笑い声が響いていた。

 気持ちの良い夜風。

 1番上まで漕いだ頃、電車の時間は迫っていた。

 公園で時間が迫られるのは

 いくつになっても変わらないらしい。

 「また来ようね」

 彼が言った。

 「うん!」

 でも、また来ることはなかった。

 私はもう、ブランコは降りた。

 今彼は、他の人とブランコに乗ってるのかな。

 

2/2/2026, 8:55:31 AM