一尾(いっぽ)in 仮住まい

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→言葉遊び。無色≒無職

色彩と、感情や生活は密接に関係している。
淡い色に恋心を乗せ、鮮烈な激情に原色を結びつけ、黒の闇に恐怖し、白に光の天使を重ねる。
色を通じて、人は世界や社会と接触する。
それは生活の手応えでもある。液晶画面を強く押すと虹色に滲むのと似ているかもしれない。
世界が無色だったら?
何色にも染まらず、そもそも「色」という概念がない世界。
すべてが透明で、見通しがよく、美しい。
肌を掻きむしっても赤くならず、意思疎通は常にクリアで、カレーうどんも無色なら服を気にせず食べることができる。
整えられた世界というよりは、気遣いと気兼ねのいらない世界だ。
フラストレーションも無色。
初めこそ自由を感じても、次第に生活に張りと手応えを見いだせず無気力になる。
無色の世界は、無職の世界と同じ世界線にあるかもしれない。


テーマ; 無色の世界

4/18/2026, 2:07:16 PM