どこかにいる おばけ

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自分の中の嫌なものに触れる

学校、
そう学校。
学校は、自分の繊細で一番弱いところに安易に踏み入れられる機会があまりにも多過ぎて
呼吸がしづらい

空っぽで
寒くて
暗くて
狭くて
淋しい

そんな場所に踏み入れられて
荒らして散らかして
持ち込んだ異物ゴミを散乱させた状態で
身勝手にまた消える

都合良くぞんざいに髪を鷲掴みにされて
気分でよしよし愛でて
飽きたら投げ飛ばして
水に沈めたり
シャーペンで皮膚を刺したり
そうやって愉しんで
ぼろぼろにして眼中から外す


ちょっと、
嫌だなぁ

汚い

みんなが
汚い

私も
汚い

ぐちゃぐちゃになってしまって

どれだけ洗ってもぼろぼろで醜くて汚く感じる

ああ、穢されてしまったんだなぁ
って
その度思う

真っ暗だ

脚が重い

瞼を開きたくない

朝日が眩しくて疎ましい

楽になれる方法ばかり考えるけど
そもそも楽になろうと踏み出すことすら億劫で
ほんのちょっとの勇気も何も無くて

全ては思うだけ
考えるだけ
言ってみるだけ

行動が共わず
今日もまた何にもならない
塊のようにして
蹲る

1/15/2025, 2:17:29 PM