極解の魔法使い

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【お題】秋の訪れ

通年・・・・・いや、もうここ数年は右肩上がりの夏の気温に、『秋は何処へやら』と言う今日この頃、秋らしい気温になったのは僥倖だろう。
とは言え、《気温が》秋らしさを連れて来るのは難しくなってしまったのは現実だ。
「なのに、お偉いさんの中には【地球温暖化なんて無い!】とか言うんだから、奇妙も奇妙だよなぁ。英語にも『秋』ってあるのに」
「ですねぇ」
と、親友と一緒に芋のフラペチーノを飲みながら話す。
「この前は経済学者の先生が【地球温暖化なんてでっち上げです】とか発言したのを見た時は向こうがフェイクニュースとか合成とか加工動画かと思ったけどさ、どうすんのかね」
「まあ、自分の利益最優先の人達の国ですからねぇ」
「それもそうか・・・・・」
と、今度は栗のモンブランを二人で分け合う。
「まあ、日本じゃ気温が秋じゃなくても、こうやって食べ物で秋が来たなって感じれるのは助かるよな。昔はこうも行かなかっただろうけれども、ん、美味い」
「確かに、芋は江戸時代中盤までは存在ありませんし、基本的には収穫するまで待ちですからね。栗、柿、梨、茸、新米、豆、長芋・・・・・果物野菜以外でしたら秋刀魚や鮭位ですからね・・・・・あ、本当に美味しいですね」
「だよなぁ。いやはや、現代に生まれて良かったわ、本当に・・・・・あ、後は植物位か?この前は金木犀が咲いてたし」
「あぁ、それもありますね・・・・・けど、金木犀も江戸時代からの言われてますから、紅葉する木や、菊の花、女郎花位・・・・・と考えると、やはり今が1番いいかもしれませんね」
なんてお互い思い思いに言いながら、秋の訪れを楽しんだ。

By ある男子学生2人の話より

10/2/2025, 9:38:40 AM