#54「目が覚めると」
目が覚めるとそこは、妖精の国だった
沢山の妖精たちが僕の周りを囲っている
8割近くはエルフの姿をしている
残りの2割と言うと人間の様な姿をしている
違うとすれば背中に羽が生えているところだ
妖精たちは僕を不審そうな顔をしている
色々な方向から覗き込む
自分たちへの害があるかどうか
得があるかどうか見極めているような感じだ
害があると判断すれば迷いなく殺しにくる。
きっとそういう種族だ。
きっととんでもない魔法を使ってくる。
そんな偏見を持ちながらも
僕はこの妖精たちと生きていくことにした
7/11/2023, 1:06:37 AM