飛べない翼
飛べない翼でも、蝋で固めた鳥の羽でも自由を求めて飛び立った人が居た、赤く燃え立つ太陽に、蝋で固めた鳥の羽はみるみる溶けて舞い散り、彼は落ちて命を喪った、、そんな話はなにも神代の神話だけではない、地球は回ると言った人は裁判にかけられ、投獄され奇人と言われても「それでも地球は回る」と言った。
蝋の羽根で空へと飛び立った神話の人に憧れたのか否かは知らないが、無謀と言われた空を自由に飛ぶ憧れは人類に受け継がれ、何度も先人たちは命を落としながら、それでも夢見、鉄の塊は空を飛びました。
飛べない翼は物理的にダチョウか鶏かそんな鳥の羽であり、想像の翼夢見る翼に飛べない翼などないと想える。
そりゃあ、なんにも無かった頃の人たちは、自由にやれて、想像出来て良かったよねと、なんでも揃えられて与えられた、私たちは想うのかも知れないけれど、「無」の状態に光る雫を垂らし最初の輝きになる人々の努力や力も評価されるべきであろうと、与えられた世の中に生きながら想い、ここから前に進むのに飛べない翼などないと想いたい。
人間の想像力と勇気に献杯。
令和6年11月11日
心幸
11/11/2024, 11:16:08 AM