黒山 治郎

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太陽がただ明るいのを
抽象的に書きなぐって
何故か覆いたいと思ってしまう。

ただ明るくて暖かい物を
心のどこかで否定したくて仕方ない
変に勘ぐって他に無いだろうって言葉を探して
それを当て嵌めて快晴なんて無視して
結局は淀んだ空にしたがる。

何時でも世界はシンプルなのに
こうじゃないかああじゃないか
他の人ならどんな風に書けば見てくれるのか
別に、要らなかったんだ。

何もいらない、太陽が明るかった
それだけで本当は良かったんだよ。

明るさにいつまでも目が慣れなくても
怯えて逃げて背を向けてたって
誰も気にもしないんだから。

ー 太陽 ー

8/6/2024, 9:35:02 PM