1度リセットをかけた液晶を光らす業務外の連絡。適当に構っただけの相手から来るくだらない質疑のメッセージ。
時間と暇と精神を潰す為の玩具でしかない。どれもひとりで簡単に消化できるようになった今では目障りでしかなかった。
辟易としながら心にもない一言を惰性で返す。
きっと相手はわかっているのだろう。わかった上で懲りずに試みるのであろう。
透けて見える執着と期待と嬉しさと寂しさと虚しさ。点と点でしかない繋がりを、線にしようと抗う浅ましさ。それに縋ることしかできないほどの孤独。
過去の自分と重なって見え、自己嫌悪の吐き気を催す。
大切なものを切り離したのにどうでも良いものが纏わり付く。
それならいっそ、もう一度リセットしてしまおうか。
一旦、また、見て見ぬ振りをした後に。
9/15/2024, 7:28:20 PM