殺風景だった庭に、種を植えた。何の植物なのか分からぬままに、土を掘り起こして、一粒、種を落として土を被せる。突発的な行動に自分のことながら呆れたが、たまにはこういうのも悪くはないのだろう。 一年後、殺風景だった庭には小さな木が根を張っていた。微かに甘い香りを漂わせながら、夏の訪れを告げる。
5/13/2026, 4:07:52 PM