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⋆⸜♱⸝‍⋆

僕の世界はずっと真っ暗だと思ってた君に出会うまでは、

僕は学校に行けばいじめられ家で空気のような存在両親の機嫌が悪いとサンドバッグにされるそんな毎日。
僕はそんな毎日が嫌で何回も自○しようと思った、けど○ぬ勇気もなく毎日生きている。

「あー早く終わらないかな」

口癖のように毎日言ってる。
叶うはずもないのに、明日なんか来なければいいのにと思いながら今日も生きてきた、僕はまだ耐えれるあと少しの辛抱だと思っていたけど体は違った、とっくにガタがきていた、僕の中でプツンって音がなったまるで紐が切れたように。

気づけば僕はビルの屋上に1人で立っていた、何を思ったのか僕はそこから体を投げ出した、すると次の瞬間バンっと音がなったそしたら、

「ビルから人が落ちたぞ!」
「誰か早く救急車呼んで!」
「おい!大丈夫か!?しっかりしろ」

と叫ぶ声が聞こえた、けど僕の意識は徐々に遠のいていく

次に目を覚ました時には病院のベットで寝ていた知らない天井があった、僕が起きたことに気づいた看護師さんが

「目を覚ましたのねよかった、今お母さんたちは先生とお話してるから呼んでくるね」

と言ってる部屋を出ていった。
いつもは怒ってばっかりのお母さんお父さんだけど流石に心配してくれるよね?抱きしめてくれるよ?と思っていた。けど現実はそう甘くはなかった…

コンコンと音がなり看護師さんお父さんお母さんが部屋に入ってきた、看護師さんは家族だけの時間が必要だと察しすぐに部屋から出ていった、次の瞬間

「何やってんだ」
「あなたのためになぜ私達の時間を使わないといけないの?どうでもいいのに」

待っていたのは、冷たく刃物が刺さるような言葉だけだった、心配してくれるかもと思っていた自分が馬鹿だった。すると僕は表情も変えず声も出さず泣いていた、泣いている僕を置いて2人は帰って行った、。

すると僕の中で何かが壊れた、両親が来たのはその日だけだった、2週間たっても来る気配はない、もうあの人たちに期待するのはやめようもっと早く期待するのをやめていたらこんなことにはならなかったのかな、と思い僕は病院の屋上に向かっていた、無意識だった多分とにかくいなくなりたかったのだと思う。そしてまた身を投げ出そうとしたその瞬間後ろから━━

「ねぇ1人で何やってるの?」

君に声をかけられた、僕が困惑していると君が横にきて座った

「そこに座ってたら危ないよ」

と僕が言ったら君が、

「でも君はそこにたってるでしょ?その方が危ないよ座ってる方がマシ」

と言って笑った、キラキラした笑顔だった、その後お互いのことを話した、僕と君は同じ環境で育っていた。僕は下を向いているのに君はキラキラした笑顔で笑ってる、 僕と君では何が違うんだろ…と思い君を見つめていると、君が立ち上がり

「じゃ、また明日お話しよ今日と同じ時間でこの場所で!またね!」

といい屋上からいなくなった。その瞬間真っ暗だった僕の世界に一筋の光が差し込んだ、こんな僕にも優しく微笑んで優しく接してくれる人がいるんだそう思ったら胸がいっぱいになった。初めての感覚だった。そう思いながら僕は自分の部屋に戻った。

そして次の日もその次の日毎日君と会って話した、そしてある日僕が君にこう伝えた

「君は僕を不幸から幸せへと導いてくれた、真っ暗だった世界に光を差し込んでくれた、これからも僕のそばにいて欲しい何年経っても僕の隣にいて欲しい、君と出会えてよかった。」

2024.05.05【君と出逢って】

5/5/2024, 2:35:29 PM