夢って、たぶん誰かが思ってるよりだいぶ地味で。
ほら、テレビとかだと「夢に向かって全力!」とか言って、汗とかキラキラしてるけど、
実際のところは、キラキラなんかしてなくて。
むしろ、汗とかベタベタだし、ぜんぜん爽やかじゃないし、
途中で「あれ?これほんとに夢だっけ?」ってわからなくなるし。
で、そういうときに限って、
周りの友達とかが「なんか、私やりたいこと見つかっちゃって〜」とか言い出して、
「あ〜よかったね〜」とか言いながら、内心はまあまあ焦ってるんですよね。
ほんとは自分だって見つけたかったのに、って。
で、たまにふと気づくんですよ。
「あれ、俺、夢に向かってるんじゃなくて、夢に追われてない?」って。
なんかもう、こっちが追いかけてるつもりが、いつの間にか夢に追われてる。
「早くしないと夢逃げちゃうよ!」って自分で自分を煽る始末で。
それで焦って走ったら、つまづいて転んで、
泥だらけになって「なんでこんなに必死なんだろ」ってなるんですけど、
その泥だらけの自分が、案外ちゃんと夢に向かってる姿だったりするから、もうめんどくさいんですよね。
結局のところ、夢っていうのはたぶん、
めんどくさいし、疲れるし、失敗するし、
なのにやめようと思うと、ちょっと寂しくなるやつ。
で、その寂しさを埋めたくて、また夢のほうへ歩いていく。
気がつけば、その繰り返しなんですよね。
まあ、そういうもんなんじゃないですかね、夢って。
夢へ!
4/11/2025, 7:59:07 AM