special day
朝の光 少しだけまぶしくて
いつもより早く 目が覚めたんだ
なんの予定もないはずの今日に
君の名前をふと思い出す
待ち合わせた理由なんて
きっかけにすぎなかった
君と同じ景色を見たくて
それだけで心が踊った
君と歩いた街の音
すれ違う人の波も
全部が特別に感じたんだ
笑いあったコンビニの前
それだけで満たされた
俺の中で あの日は
何よりも大事な
special day
気のないフリをしながら
さりげなく手が触れたとき
君は気づいたのかな
俺の鼓動の速さに
何も言えなかったことが
いちばん悔しくて
でも君の笑顔を壊せなくて
ただ横にいることで精一杯だった
君と並んで歩いた道
沈む夕日さえ切なくて
何度も言いかけてやめた言葉
「好きだよ」って 一言が
どうしても怖かった
もう二度と戻れない
俺だけの
special day
時間は流れ 君は遠くへ
名前すらもう呼べないけど
あの日の君が
今でも胸の奥で 光ってる
誰にも言えなかった想い
風にまぎれて消えたけど
心の片隅にずっとある
微笑んだ その横顔が
明日を照らしてくれる
そう信じてる
あの日は俺の
忘れられない
special day
7/18/2025, 10:19:23 AM