バスクララ

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僕は君を守れなかった。
だから生涯をかけて僕は君を愛するよ。
ほんの少し町を離れただけだった。
僕に恨みを持つ人が君を襲うなんて夢にも思わなかった。
恐怖と絶望から心を閉ざしてしまった君を見て、僕は深く後悔したよ。
守ると誓ったのに、どうして君を優先しなかったのかと……
君は心の鍵をどこかに隠したけど、君自身もどこに隠したのかわからなくなってしまったんだね。
あの日から君が僕を見てくれたことはない。
だけど僕は君の側にいて、君に愛の言葉を捧げるよ。
君を守れなかった僕が何を言おうと君には響かないかもしれない。これは自己満足ではないかと周りからも言われたよ。
それでも僕は君の為に何かをしたいんだ。今度こそ君を守りたいんだ。
君が隠した鍵をできれば見つけたいけど、もしかしたらそれを君は望んでいないかもしれない。
だから鍵なんて見つからなくてもいいんだ。
ありのままの君を愛しているから。

11/24/2025, 2:05:15 PM