「終わりにしよう。」
そういったのは私だった。
前を歩くあなたを追いかけるのに疲れてしまった。
私を見てくれないあなたに疲れてしまった。
彼女という肩書きが欲しかっただけのあなたに
疲れてしまった。
…自分の身を守るために終わりにする。
「終わりにしよう。」
そういったのは彼女だった。
常に僕の前を歩く君を追いかけていた。
友達と話す度「惚気け」と言われた。
君は彼氏という人が欲しいだけだったかもしれないけれども、僕は結構君のことを愛していた。
…もし終わりにならないのなら幸せにしてやりたい。
7/15/2023, 12:55:16 PM