君は僕に
涙の理由を語らない。
ただ目をごしごしと拭いて
何でもないよ
それでお終い。
教えて欲しいよ。
僕だったらどうしようか。
僕が支えられるものはあるかな。
僕ができることはあるのかな。
僕は君に笑っていて欲しい。
君は僕に、涙の理由を明かさない。
だけど、その透明な涙が
ほろほろと零れる姿に
少し惚れてしまっているのかもしれない。
その美しさが壊れてしまうのなら
涙の理由は知りたくない、のかもしれない。
だけどやっぱりさ
笑顔のほうが僕は好きだから…。
いつか、教えて欲しいな、なんて。
「涙の理由」
10/10/2022, 1:59:31 PM