『待ってて』
もう少しだけ、待っていて欲しいの。
ニレの老木が青々とした葉をつけて、エムブラが生まれるまで。
ブドウを銀盆の上に載せておいて。
貴方の指の腹から未だ微かに伝わる熱が、実を熟させるまで。
天火で温めた料理を持って、今年生まれた猟犬を連れて来て。
祝福の息吹が、薄い産毛をふわりと掻き上げるまで。
貴方の開いた眼(まなこ)をそっと撫で、硬くなった肌をなぞらせて。
睫毛と髪の柔らかな調和が、貴方の凍えた微笑を溶かすまで。
ねえ、もう少しだけ、待っていて欲しいの。
黒檀の棺に冷たく乾いた土を被せ、貴方が青と二度と触れ合わなくなるまで。
もう少しだけ、待っていて、ほしいの。
貴方と私が混ざりあって、晴れやかな水銀が私の喉を這い進むまで───
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初めて詩を書いてみました。
難しいですね
2/13/2026, 12:37:57 PM