ひみ

Open App

何歳になっても変わらない
何歳になっても見えてこない
何歳になっても変わらないんです
あなたの眩しい笑顔だけ みえないのです

あなたが笑うとそれだけで
僕の心は満たされて
見る必要なんてなかったの
あなたが隣を去るまでは

「失って初めて気付く」なんて
滑稽な喜劇にもなりはしない
三文小説にもなりやしない
他人にわかるようなものじゃない

割れたガラスの小瓶には
砂一粒も入ってない
砂は次々風に飛ばされ
追いかけても手は振り払われる
あなたがくれた居場所は
あなたがいなければ居場所じゃない

あなたを失った時から
何十年と時が経ち
あなただけの居場所は
あなた一人ではなくなった

僕は幸せを掴んだの
あなたのいない幸せを
僕は幸せを掴んだの
不完全だと知ってるけど

僕は幸せを掴んだの
あなた以外の人と共に
傲慢な僕にも掴めたの
あなたのいない幸せが
傲慢な僕には掴めないの
あなたが共にいる幸せは

割れたガラスの小瓶には
あなた以外の人の手が触れて
ガラスの小瓶になったんだ
あなたがくれた砂と共に

何歳になっても変わらない
何歳になってもみえてこない
何歳になってもきこえない
あなたのいない幸せでは

何歳になっても気づかない
何歳になっても触れられない
何歳になっても変わらないの
「あなたの笑顔がみえないの」

幾つになったら忘れられる?
幾つになったら傷は癒える?
幾つになったら、、、
「あなたに逢いに、行けるかな」





テーマ「逆光」
連想したもの「とびっきりの笑顔のはずなのに、」

書いてないけど「あなた」が言った言葉

「もし、僕がいなくなっても、絶対に人を嫌わないで。」
「もし、僕がいなくなっても、幸せを掴むことを諦めないで。」
「もし、僕がいなくなっても、どうか僕のことを、わすれないでね。」


































君は優しいからわからないんだろう
君は善意でこの言葉を贈ってくれたんだろう
どれもこれも、「僕」の人生にとって
呪いでしかないのに


どちらの意味なのかは、本人から聞いてくださいね
「」さん

1/24/2024, 3:34:43 PM