風と雲とが空で舞う
優雅に見られる時間に身を委ねながら
追われる鳥たちを目で追い重ねる
澄み切ったキャンパスに
同じ色をした鳥が家へと飛び立つ
風に乗っていく背中が空よりも青かった。
僕は感じる風の冷たさに
季節を忘れた・・・
あの鳥も、巣作りは北上しているはずだ。
動物の素直さが、この世界の厳しさを実感させる。
無情さに、心揺られながらも
決めた獣道を一歩一歩確信し歩んでいく
風がまた背中を駆け抜ける
5月になったというのに
風が冷たく、雲の涼しさを
気付かない獣は、人間さを忘れ
木の葉のようにしぼんでいく
闇は、鳥たちと背中合わせ
青い鳥を見つけた日。
ぐっと、空が遠くに感じた
冬の空は遠い、、
5月だというのに。
5/2/2025, 2:32:39 AM