漣 蓮斗 中間で更新遅め

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テーマ 誰よりも、ずっと

自分は引っ越しばっかの幼少期だった。だから運動や勉強を努力した。たっくさん努力した。そして、優等生になった。完璧な人間。何一つかけてない。自分が一番誇れる存在だった。

ー ある日 ー
中学生になった。転校ではない。卒業式が終わったあとに引っ越しをしたからだ。引っ越ししてこの中学校ことを知らない自分は不安が積もっていた。でも、
「あの...」
「ん?」
「突然だけど友だちになってくれない?」
「いいよ〜」
「特技とかある?」
「自分は.....」
正直嬉しかった。自分に話しかけてくれる人がいて。
ー 下校時 ー
「じゃあね〜」
そう言って去っていた。帰ろうとして廊下を歩いていたとき。話しかけてくれた人は小学校の友達と思われているやつと仲良く話していた。親友みたいだ。話しかけてくれた人は自分に気づいていなさそうに元気に笑っていた。

ー 家 ー
「あんな仲いい友達がいたらな...」
そう涙を流していった。その言葉だけが静かな部屋を満たす。段々と頭が痛くなってきた。一生の友達を作れる気がしないよ。
「勉強も運動も良かったのにな」
いちばん大切なものが自分にはなかったようだ。頭が真っ白になっていった。

「「一人ぼっちだ」」
沢山努力したのにな。一人は悲しいよ。努力したところを褒めて。悲しかったら慰めて。話し相手になって。

友達の親友になりたいよ。

ポロッ自分の何処かが欠けていた。

おわり

4/10/2024, 8:40:14 AM