川瀬りん

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『狭い部屋』


よく、〇〇しないと出られない部屋。という創作話を目にする。しかしこの部屋はそれっぽくてそれとは違うのだとすぐに分かった。
ドアや窓は開かないが、とにかく狭い。縦3m、幅2mくらいだろうか。そこに今、俺は一人で閉じ込められている。

狭い部屋からどうやったら抜け出せるかヒントもない。
このままじわじわ2mくらいしかない天井でさえ迫ってくるんじゃないかとヒヤヒヤする。

そしてとにかく熱いのだ。灼熱の夏というような気温に、俺の全身からは汗が吹き出てベタベタとして不快だ。

――何かが変だと感覚がそう告げている。
突然襲われたその感覚に、俺は思いっきり自分の頬をぶった。

痛くない。

そう確信したとき、これは夢だと悟った。
しかしこの夢から覚めるにはどうしたらいいか分からなかった。
終わりがわからないこの状況に恐怖感が増す。



(2024/06/05 創作)
ちょっと書く時間がないので中途半端で終わります(笑)

6/5/2024, 6:09:53 AM