君と別れたあの日
あの日から頭の片隅にずっといて、存在が大きくなったり小さくなったりを繰り返す
ある日 夢に出てきてた
手には見覚えがある手紙を持っている
「お前の気持ち、受け取るよ。でも来る時はできるだけゆっくり来いよ」
ずっと、ずっと好きだった。 でも同性が恋をするのは
まだ広まってない時代
メールで来た 「胸が苦しいよ」
家に1人だったあいつ
あの時家に駆けつけてれば、離れ離れにはならなかったのか。
「棺の中に思い出の品やお手紙を入れて頂いても構いませんよ」
ほんとはしっかり目の前で渡したかった手紙を
眠っているお前の胸の上に置き
心の中で祈る
「俺がそっちに行くにはしばらくかかる。
それまで、どうか見守っていて。」
6/27/2024, 8:47:35 AM