自分も他人も、とにかく生きる意味を探し続ける。誰かが探せと言ったわけでも、探さなければならない理由が明確にあるわけでもないのに、人は自分に、そして他人に、生きる意味を問う。
つまり人間という難しい生き物は、生きる意味を探し続けなければ生きていけないのだ。
自分に自信が持てなくなるし、誰だって自分に代わりがいれば自己肯定なんてものは赤子でも跨ぐことのできる高さになるだろう。実際、生きる意味を見つけられず焦燥に駆られ、ただそれだけで「ああ私はダメなやつなんだ」と己を卑下することが多々ある。
しかし私は、最近思うのだ。それはなんてもったいないことなのだろう、と。生きる意味というのは、見つけるのに制限時間なんてものはない。若いうちに見つけようが、中年に見つけようが、年老いてから見つけようが関係ない。見つからなくても同じことだ。誰かがしたことは、きっと他の誰かが知っている。人が生きた証は必ず残る。それこそが生きる意味。先人たちが生きて、後世に知恵を伝えてくれたように、私たちは生きることで、その意味を紡ぐ。
生きる=生きる意味。
生きる意味を見つけたければ、生きればいい。必ずその先に、あなたの生きた意味が永遠に存在している。
4/28/2023, 9:31:44 AM