貴方が幸せならいいと思ってた
たとえどんなに嫌われても
いつか忘れ去られても
貴方が笑えているのなら、それでいいと
それなのに、宵に響くさざ波の音が
心の底に眠る悲しみを引き寄せて
溢れる涙を抑えられなくなった
本当は貴方に愛されたかった
この気持ちに気づいて
私を誰よりも気にしてほしかった
この想いが報われないというのなら
いっそ、美しいこの海の泡になりたい
泡になって、世界からいなくなって
貴方との思い出も全部消えてしまえば
こんな苦しみを知らずに済んだのに
お願い、私から離れていかないで
貴方にとってただの過去になりたくない
貴方の隣にいられないと言うのなら
どうか、私を忘れないで
8/5/2025, 4:39:42 PM