僕は、ロク。お城の護衛だ。
今日もお城を守るぞーっ!
…しかし、お城は魔物によって襲撃され、一瞬にして
兵士も王も倒れたのだった。
僕以外、いない……?
僕の体は恐怖で震えだす。
そのとき。
がしっ、と足を掴まれた。
息絶えようとする、僕の大切な友達だった。
彼が、僕の方へ手を伸ばしてこう言う。
「君が、君が助けるんだ。」
そこで、パタリと彼が倒れた。
お姫様を助ける冒険に出なければ。
彼も、このお城の王も報われない。
『……絶対に、許さない。』
冒険に、出かけよう。
7/10/2025, 11:11:39 AM