食べ物のはなし
昭和の子供のように好き嫌いを強制される事はなくなったらしい
嫌いならば食べなければいい教育が今の常識
それはそれで理にかなってると思う
子供の味覚や感覚は敏感
生理的に受け付けない物を無理に食べさせるのは精神衛生上よくない
栄養学の面から言っても体に必要な物も量も子供は自分の感覚で判断が出来るらしい
あの手この手で苦労させて嫌々食べさせる大人も大変なのだから
子供が好きな物だけ与えていればそれでいいのかもしれない
但しこれは子供が求めた時にその物が与えられる恵まれた環境に限る話しで、精神面と経済面が足りていない保護者の元では深刻な栄養不足に陥るので十分な管理の上での話しになる
好きなものだけを受け入れて生きる生き方もある
たかが100年に満たない人生なのだからそれも正解なのかもしれない
ただある程度の時間を生きると気付く
嫌いを克服した先に楽しみや喜びがあるのだなと
他人様が善意でくれるものをただ嫌いだからと断るとそこには何も生まれない
沢山のものを味わい深く楽しめるようになると面白いように視野が広がる
大人になり愚鈍になったからこそ受け入れられる嫌いもある
年々と鈍くなるのがまた良い場合もあるなと思う
6/12/2024, 7:25:15 PM