【月に願いを】
暗闇の中にぽっかり穴が空いて
そこから流れ出してくるメロディ
『流れていくそれを眺めているだけでそれでよかった』
『届かないことなんて最初から知ってた』から
それなのに
『きみは ひとりじゃないよ』って
『そばにいるよ』って
僕が欲しい言葉をいつだってくれるから
どうしてもその心地よい音に
『触れてみたいと思ってしまったの』
だから『足跡さえおざなり』にして
『走り出すこの思い』もどうしても伝えたくって
こんな何も持たない僕の元に『逢いに来て』くれたから
この音を届けてくれる存在に逢いたくなってしまった
『ほんの少しだけでもいい 支えになりたい』
そう思ってしまったから
『爛れた翅では辿り着けない』こともわかってたけど
『月の裏側には音を出している存在がいてきっと笑っている』のだ
『遠い昔 思いを馳せた この先の宇宙へ』
やっと自分の足で立てるようになった今なら
『子供の頃に描いた歪な落書きを』叶えるために
『一度きりのジャンプで命ごと燃え尽きても』
『何もかも欠けてった 失った 穴だらけの翼』のせいで
『描いた日にはまだ届かなくて泣くんだ』
暗闇の中で吐いた息が白くなってパラパラと落ちていく
それを自然で追って無理やり羽ばたかせた翅の残骸が
積もって少しの山が出来ていることに気がついた
月の向こうへ馳せた拙い言葉がこれを積み上げていたんだ
『想い出がずっと何年も重なって地球を覆った』なら
あのメロディと手を繋ぐことも出来るかもしれない
飛べない翅なら工夫すれば良いんだ
あの光への想いさえうまく言葉に出来ない僕の
唯一の逢いに行く方法
『一生のお願いがここで叶えられるなら』
『都合よく奇跡が起き、この恋手紙を』
直接私に行きたい
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今日は手法を変えて曲の歌詞で言葉を綴りました
『 』内が歌詞は少し言葉を変えているものもあります
使用させていただいた歌詞はTwitterにて投稿します
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2024-05-26
5/26/2024, 12:58:55 PM