ね。

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光の輪が輝いていて、あまりにもキレイだったから、思わずボクは手をのばしたんだよ。それは、キラキラとまわりながら近寄ってきてさ、よくみるとたくさんの粒でできていたんだ。で、輪から形を変えて、ボクの手を包み込んで、ふわっとした温かさを残して消えちゃったんだよ。

ボクはそっと手のひらをのぞいてみたんだ。そしたら、ちいさなちいさな万華鏡があったんだよ。かわいい模様の七色の万華鏡。中をのぞけるかな?ってちょっとみてみたらね、不思議不思議、ボクはその中に入っちゃったんだ。でね、小さい頃の夢の宇宙飛行士になっていた。宇宙空間を漂っていたんだよ、びっくりしたなあ。びっくりしたけど、宇宙は美しくて、壮大で、とにかくそのままでいたくて、しばらくぼーっと身を任せていたんだよ。
するとね、宇宙船がやってきて、ボクに乗るように言ったんだ。乗り方分からないなあ、と思った瞬間には宇宙船の中にいたんだ。面白いよねえ。でさ、中にはみたこともない生き物がいてね、こわくはないんだよ、すごくあたたかい感じがするからね、いろいろボクに見せてくれたんだ。ボクがこれからなれる未来を。たくさんの可能性を。すごかったな、なんでもできるし、なんにでもなれるんだ、って思ったよ。


どうやって戻ってきたのか、って?それがさ、ボクも分からないんだよ。気づいたら光の輪をみつけた場所にいたんだから。結構長い時間、宇宙船にいたと感じたんだけどね、時間は全く経っていなかったんだ。


え?
立ったまま寝ちゃったんじゃないか、って?
ははは、そうかもね~。
でもさあ、だったらすごくリアルな夢だよねえ。
ああ、あの万華鏡、またのぞいてみたいなあ。

12/20/2025, 12:56:47 AM