#6「突然の別れ…(高校時代)」
親友から言われた「引っ越すんだ」って言葉ほど、衝撃的な言葉はない。親友は新天地での期待でウキウキと楽しそうに私に話しをするけど、私は「親友の居ない生活が考えられずに、日増に寂しさがでて…」理由のわかんない感情になる。それでも少しでも親友に会える今のうちに、会いに行くけど、親友と会ってて楽しいはずなのに、引っ越すってワードを親友から聞いてからは「一緒に居ても淋しくて、親友と一緒に居るのに、孤独感が半端なくて…」
それなのに、引っ越す側の親友は「不安はなくて、新天地への期待をずっと話してくるし、今までの日常が変わることに、なんの戸惑いもない楽しそうな、親友の言葉の数々にイライラしてしまう私は、本当に心が狭い人間だと。
親友は私に対して簡単に…
「いつでも連絡して!毎日電話もできるし、LINEもできるし、顔が見たい時に動画もあるし…」って言うけど、電話やLINEじゃわからない、直接会うからこそ伝わるその日の空気感は、電話でもLINEでも無理だと私は思うのに、親友は「引っ越しの準備で忙しいから…」って言うから、どんどん私の心の中には、ぽっかり穴が開いていって。
多分ここで大人なら「親友が居なくなって一人時間に慣れれば、寂しさも感じないし、そのうちに私にもやりたいことがみつかる!」ってなるんだろうけど、そんな風に思える様になるまでには、私はきっと途方もないぐらい時間がかかるんだろうなと、親友が側に居ても思うわけで。
こんなことを言うと大袈裟かもだけど…
当時の、彼氏と別れることと、親友と離れることを天秤にかけたら、私は彼氏と会えないことよりも、親友と離れることのほうが絶望を感じてた。
これがもし…
親友と縁を切るぐらいの喧嘩をしてたなら、親友が引っ越すと言っても「勝手にしたら!」って言えたかもだけど、なんでこんなにもまだ、一緒に居てほしいと思うタイミングなんだろうと。ただ、そういう今の状況だこらこそ、改めて親友の大切さを実感できたけど、心から寂しかった。
5/19/2024, 11:55:18 AM