街の明かりを有難く思うのは、一人旅の夜の段。『誰かしら生活している』明かりを横目に見ながら『一人旅なのだから強がらなくては』と思うことがある。(自分との対話の時間なのだから)自分を、物語の途中のような浮世離れの存在にしたり、地を這うような憐れさで一杯にしたり。とんでもなく乱高下させるきっかけを明かりの明滅で感じとるのだ。
7/8/2024, 11:23:16 AM