お題はカラフルだけど前回のお題の話を書きそびれたのでそれ書きます。
"風に乗って"
パパが帰ってこないんだ。
今日の朝、白い車に乗ってお出かけに行ったから、いつ帰ってくるのかなって楽しみに待ってたのに。
おいらは鼻がきくから、パパが帰ってくる時は匂いですぐに分かるんだ。
でも、ここ一週間は匂いが全然しない。
お腹がすいたよぅ...
探しに行きたいけど、おいらが居ない間に家を守らないとダメだから、パパが帰ってくるまで待っててあげるんだ。
それからどれくらいたったんだろ...?
多分二ヶ月..いやもっと経ってるんじゃないかな。
パパは帰ってこなかった。
おいら待ってたんだけどなぁ
でももう流石に疲れちゃった...
その時。ピーンポーン。玄関のインターホンが鳴った。
匂いはしないけど、パパの姿がすりガラス越しに見える。
パパ!!そう言って飛びつきたかったけどなんかそんな元気もなくて、ただ座ってる。
パパがぼんやりと見える、こっちに近づいて、
「ごめんな、待たせちゃって。」
そう言っておいらを抱きしめた。
久しぶりのパパだ!
ずっと待ってたんだよ!おかえり!と言わんばかりに全身で喜びを表現しようとした。
......でも..なんだか...眠いなぁ。
「迎えにきたから、もう、、大丈夫だぞ。ゆっくり寝てろ。これからはずっと、一緒だ。」
パパの優しい声が聞こえて、おいらは目を閉じたんだ。
あぁ。そうだったんだね。パパはおいらを迎えに来てくれたんだ。
おいらはしわくちゃのパパの顔を見ながら、歩いて行く。
風がおいらたちを運んでいる。
風に乗って、幸せを運んでいる。
"ずっと一緒!"
少し長くなりました、これはあるお爺さんと相棒の犬の話です。
あなたには信頼できる、相棒がいますか?
5/1/2026, 2:33:31 PM