そら豆

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ねむいな…
そう目をこすりながら私は家を出る。
私は少し遠めの学校に通っている。
電車で2時間もかかる道を一人で通学している。
父親の仕事の都合で東京から離れるようになった。
近くの学校に転校するかと聞かれたが嫌だと答えた。
友達と離れたくなかったから。
いつもなら寝ているが少し起きててみようか。
電車の窓に見える景色を眺める。
いつもと変わらない。まだ薄暗く何も見えない。
面白くもなんともなかった。
やっぱ寝ようかな…授業中は寝れないし。
受験も近いのに分からないところ増やしたくはない。
実際もう追いつけてないのに。
私はあくびをし、目をつぶった

少したって目が覚めた。
そんなに時間は経ってない。
まだ薄暗く何もない景色を眺める。
寝れないな…
仕方がないので本でも読もうかな。
電車で勉強できないし。
そう思いカバンから本を取り出す。
挟んであったしおりを取り途中から読み出す。
ふと、光が差し込んだ。
少し眩しいようなそんな光がここら一帯を照らす。
山の頂上の方から太陽が登っている。
…始めてみた、こんなに感じなんだ。
初日の出というものは聞いてたけどもなかったし、
何が綺麗なのかが分からなかった。
だけどいま、太陽で感動している。
あんなふうに差し込むんだ。
思わず本を落としてしまう。
どこか心を動かされた気分になった。
その日はなんだか気分が楽だった。
とても気持ちのよい日になった。
今帰りの電車に乗り、考えてる。
また、明日も観れるかなって

1/3/2026, 2:12:58 PM