これだ!ってものが中々思い浮かばないが、もしかしたら、小説「檸檬」は自分にとって特別な存在かもしれない。退屈な時とか嫌な事があった時とか悩んでいる事がある時、檸檬を読むと、胸の中にあった鬱屈としたものが和らぐ。おそらく、檸檬の主人公に親近感を持っているからだろう。丸善をレモンで爆破する妄想の所とか特にシンパシーを感じる。自分も暗い感情を抱えている時、爆発とまではいかないが、何か起こらないかなとか思ってしまう。だがそんな考えが湧いたとしても、檸檬を読み終える頃にはほとんど消え去ってしまう。
3/23/2024, 6:22:03 PM