何も言わないままで、曇るフロントガラス。君の口癖がすっかりごめんねになった頃、その言葉をひとつ聞く度に私の過去が否定されていく。伝わっていなかった。真剣に考えていなかった。そんな言葉が簡単に信じられてしまう。「今更だよね」と君は言う。そうです。今更謝られて、将来なんて生ぬるいこと言われても阿呆らしくてやってらんない。優しく出来ない。親身になってあげられない。かなしいね。君のせいだよ。
6/3/2023, 1:02:00 PM