ところにより雨…?って、「ところにより雨」だよね? 気分の話? むぅん…
気象情報で「ところにより雨」と言うとき、私は私の暮らす街一帯の、雨が降りやすい場所の降水確率が高いのだろうと考える。市街地近くなら水田地帯や畑の多いところ。市街地でない場所では山間部や大きめな川の辺り、つまり、空気中に水蒸気の放散が起こりやすい場所だ。水蒸気を多く含む空気が上空に巡って、冷たい空気と接触すると、水蒸気が寄り集まって雨雲になる。天気の変化にはちゃんとした理由と正確なプロセスがある。
人間の意識と現実の模様にも、ちゃんとした理由と正確なプロセスがある。天気は空模様に反映されるが、人間の意識は現実に反映される。アメリカの諺だったと思うが、「世界は公平ではないが、正確だ」というものがある。いつも考えていることが個人の現実として展開するという意味らしい。
生きていれば、晴れの日も雨の日も、曇りの日もある。猛吹雪の日もある…かもしれない。人生に広がりと複雑性が育てば、「ところにより雨」も珍しくない。ただそのまま見れば良い。自分を誤魔化さずに。
3/25/2024, 1:52:38 AM