小学生の頃、中学生のことがすごく大人に見えていた。かっこよくて、背も高くて、頭も良くて、憧れだった。みんな、かっこよかった。
中学生になって気が付いた。私たちなんてまだまだ未熟で子供で幼稚じゃないかと。それに比べて高校生は、眩しい。みんながきらきらしてて、憧れだった。
高校生になって思う。小学生、中学生は、何よりもぴかぴかに光っていると。幼ささえも可愛い。高校生になってからではもう戻れない、あの素直な、透き通った心が美しいのだ。
きっと…それぞれの時代のあなたが、それぞれの美しさを持って放ってる。その美しさは誰かが見ている。そして、あなたを羨ましがってる。子供の頃は憧れてたあの大人びた雰囲気。けれど、今は幼い雰囲気が羨ましい。きっと、私たちは無い物ねだりをしながらでないと生きていけないのだろう。少なくとも私は、いつか自分が自分で満たされるようになるまで、満足して死ねないと思う。
“子供の頃は”
6/23/2024, 12:46:23 PM