「瞳をとじて」
瞳をとじて、と言えば、平井堅さんのあの有名な曲を思い出す。
その当時は特に失恋した訳ではなかったし、長い間付き合ってる彼氏もいた。でも、この歌が流れてくる度に、この歌詞の様に思えたあの恋を思い出して、あの人に想いを馳せてた。
今となっては、正直日々の生活にいっぱいいっぱいで、ときめきとか切なさを感じる事は、殆どない。
って言うか、そもそも恋もしてない。
夫に恋したまま居られたら良かったけど、世の中そんなに上手くはいかず、あの頃の恋心はいつの間にか生活に変わってしまってた。
そして、夫の居る身で新しい恋なんて勿論出来る訳もないし、しようとも思わず。
そんなこんなで、今の私にはあの頃の気持ちは、遠い遠い昔の出来事だけど。
でも、忘れない。忘れていない。
あの人を想った事。嬉しかった事。愛しかった事。
ときめいた事。切なかった事。苦しかった事。
それでも、あの人と出逢えた事を感謝した事。
あの人との全てが、今の私を形作ってる。
今でも、私の中にあの人の欠片が存在していて。
それはきっと、一生の宝物で。
少女だった、純粋だったあの頃の私の、大切な一部。
何があっても汚れない、失くさない、私の芯の一部。
1/23/2025, 1:15:21 PM